課題の合評が終わった。
たった一週間の課題だったが、すごく濃い一週間だった。
写真は、10分の1のマケット(模型)。一週間の間に新たにいろんな思考法を体験できた。
プロダクトデザインとして、「人に使ってもらえるもの」とは何か。つまり商品価値とはどうやって作り出して行くのか。美術的価値、は抜きにして立体であるところの彫刻とプロダクトデザインはどのように差があるのか。
単純に「美しいカタチ」が「プロダクトデザイン」ではないとは前々から思っていたけど、今回はそれをより実践的に自分の頭で考え、形にして行く難しさや面白さを感じられたと思う。
一番勉強しなきゃな、と思ったのは過去の素晴らしいデザインが「何故素晴らしいのか」ということ。単に「美しいから」というだけではなく、全体の造形にせよ、構造的な些末なディテールにせよ、それを学ぶ物としてもっと深いコンテキストを敏感に読み取っていかなきゃ、この先とてもじゃないがやっていけない。
今回は1分の1マケットまでが課題だったが、夏には素材等も想定したものを使う「本物」を制作することになっている。どこまでブラッシュアップできるか。人に「欲しい」と言わせれば勝ち。
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