独「ドレスデン・エルベ渓谷」、世界遺産から抹消 架橋で景観破壊(NIKKEI NETへ)
とりあえず、ドレスデンっていう場所が遺跡ではなく、現在も人がたくさん住んでいる場所っていうのが問題の大元だろう。「世界遺産」っていう肩書きは、何か後世に残すべきものすごいものっていうイメージばかりがあるけれど、そこには普通に人が住んでいる。
というより、今日このニュースを聞いて以前から自分が感じていた「残すってどういうことだろう?」という疑問があらためて浮かんだ。素晴らしいもの。だから残す。…そんな単純なものだろうか。
荒唐無稽なことを言うと、100年後、世界は「残すべき」とされた遺産ばかりで住む場所がなくなっていないだろうか。これは大げさでも、要は今回のドレスデンの件はこれと同じことが起きてるってことだ。
いいものでも時代の流れで自然と消えていくものもある。音楽なんてそうだ。
「世界遺産」という枠組みが一人歩きしないようなものになればいいのにと思う。
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