GM破綻。大きなニュースだ。
でも、あんまりその凄さを実感できていないというのも素直な感想だ。
日本では車の売れなくなった理由に若者の車離れが挙げられているが、正しく自分もその一人である。大学の同僚は車が大好きなのだが、自分は全くだ。
はっきり言って、車に興味とか魅力をあまり感じないのである。町中にたくさんの車が連なって走っていると、「邪魔だなぁ…」と思ってしまうことさえある。もちろん、遠くに多くのものを早く運べるということは便利だと思うが、日本のことしか知らないせいもあるだろう、走りの喜びなんてのはよくわからない。だから、GMの作る図体の大きな車など、全然何とも思えない。
このことに、デザインを学ぶ身として「いいのかなぁ」と少しコンプレックスに感じることもある。車と言えばプロダクトデザインの集大成なんて言われることもあるからだ。自分たちから少し上の世代のデザイナーの方々はおそらく車に憧れがある人ばかりじゃないんだろうか。
自分にはその憧れがない。
このことを先輩のデザイナーの方々はどう思うんだろう。少し聞いてみたい気がする。
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