久しぶりの更新。
また実家に帰っていた。実家はパソコン環境が非常に古いので更新できない。何せまだmac OS9だぜ…。
今回実家に帰っていたのは高校の所属していた吹奏楽部のスプリングコンサートの手伝いをするため。
うちの高校のブラバンは近年、というか自分が卒業してからメキメキと腕を上げてコンクールで地区大会を抜けるレベルになった。舞台裏で聴いていても「はぁ〜、上手いなぁ〜」と感心した。トランペットなんか本当に上手かった。ちなみに自分もペットだがヘタレだった。はぁ。
でも、高校でみんなで力を合わせて何か成し遂げるって経験をすることは本当に大事だと思う。現役のキラキラした瞳を見てつくづく感じた。自分は汚れすぎたと。
さて、実家に帰ると近所の公園でついに桜が咲いた!
だいぶ前の日記に書いたが受験シーズンも終わり本当のサクラサク季節になった。
桜、特にソメイヨシノの色というのは「日本人らしい」色だと思う。
桜は当然「桜色」なのだが実は花びら一枚一枚を見るとかなり白に近い。だが、それがたくさん集まるとうっすらピンク色になる、という色彩の淡さは岩絵の具で描かれた日本画のように感じる。しかもその花びらが一斉に散り今度は地面が桜色になってやがて消えていく。そういう淡さ、儚さ、移ろいみたいな概念・感性は日本人がとても大切にしてきたことだと思う。
最近、京都に住んで感じ、教授にも言われたことだがデザインする者として日本に住んでいるということを最大限に生かしていくこと自分にとって大事だ。自分の住む地の、特に日本においての季節を感じる、ということの特殊さをないがしろにしては世界に通用するデザインは生み出せない。
桜を見てそういうことを感じた俺は、かなり暗い。
…すっかり春だにゃあ…。
…なに見てんの。
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