金曜ロードショー、ルパン3世の長編テレビオリジナル20作目「ルパン3世 sweet lost night ~魔法のランプは悪夢の予感~」を観てた。
テレビオリジナルももう20作かぁ。このテレビシリーズ、昔は好きだったのだが最近のものはストーリー、アニメーションのクオリティともにちょっと…という感じだったのだが、今日のはなかなかアニメーションの点でははっちゃけててよかったと思う。ちょっとキャラクターを動かしすぎな気もしたけど、それはそれで楽しかった。
ただ、今や完全に主流になったパソコンによるデジタル彩色はルパンには似合わない気がする。昔のルパンに感じていた「空気感」や「質感」を感じなくなってしまった。まだ観に行っていないが「崖の上のポニョ」もわざわざ全編セル画で描かれているという。
たまたま今日まで「印刷工学」という授業を受講していたのだが、印刷、製本の仕組みを学ぶ中で感じたのが手に触れるものの大切さである。デジタル化、デジタル化といっても最終的には人の手に触れる。そこの部分をおろそかにしてはモノ作りはできないと思う。
最近のアニメは3Dなどによって、奥行きのようなものは出せるようになったがその分手で 触れた時の感触を思い出させるような「質感」が無くなってしまったと思う。
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