日展に行ってきました。
うーん…何と言うか、こんな私が大きな口叩くのもいけないのですが…
率直に言うとぬるい、と感じてしまいました。
特に、油画・日本画。
どの作品も「どこかで見たことのあるような」。
新鮮な発見であるとか驚きが感じられなかった。過去にこんな作品、描き方、モチーフの選び方、考え、あったぞ…と思う絵ばかりが並んでいた。
それじゃあつまらない、と思う。
もちろん、誰もやったことのないことをする、ということにはそれまでの他の作品を研究することを重ねていくのはわかる。アカデミックなやり方が評価される世界があるのもわかる。
でもそれじゃこの日本の芸術界は衰退してまうやろ！
日展みたいな歴史ある場やからこそ、ベテランの絵描きやからこそ、「うわっ、冒険してはるなぁ〜」と言ってしまうような作品を見せていただきたい。現に芸術の最前線と言われる人々はそこにはいないではないか。
「若造が何を戯言ほざくか」と言われるかもしれない。それはその通り、私はまだ世間知らずの若造だ。だが、この感覚が「素人の感覚」だと思う。
いつから、芸術は「わかる人のためのもの」になったのだろうか。
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