先日PVを見て「おっ」と思った9mm Parabellum Bullet (きゅーみりぱらべらむばれっと)の新譜「VAMPIRE」を購入。
最近まで知らなかったのだが、このバンドかなり好きだ。今回の中では「Wanderland」「We are innocent」「Living Dying Message」という曲が良かった。どの曲もギターがすごくメロディックなのが曲の完成度を上げてて素晴らしい…。
ここ数年で、今まで聴いたこともなかったマキシマムザホルモン、Slipknot、そして9mm Parabellum Bulletと、デスボイスを使うような人によってはうるさいだけに感じられる曲が好きになった。
それまでは興味なかったのに何故だろうか…。
そもそも、自分はいわゆるJ-POPというか、歌詞のある曲が好きじゃなかった。言葉には魂が宿ると自分は考えている。言霊というやつだ。
その点で、世の中の曲は嬉しさ・悲しさとか苦しみ・憎しみ、また恋愛といった感情の言葉が歌詞になりメロディに乗ったとたん「本気でそう思っているのかなぁ」と思えるからだ。あくまで「いい曲」のための言葉であって言葉に乗った感情がないがしろにされているように感じるのだ。
もちろん、特にメジャーで一線を張るプロには本当に感情のこもった歌を作る方もいると思う。
でも、自分の上記したような感情って突き詰めればもっと「わああああああああああああああ!!!!」「きいーーーーーーーー!!!」って感じのそれこそ「言葉にできない」モノじゃないだろうか?人に伝えたいほどの感情は口から飛び出る魂の発露。せっかく聴くならそんな震えるほどのものを聴きたいと自分は思っているみたいだ。
その一方で、「完成されたもの」の方がやっぱり聴いててキモチいいとも思っている。You Tubeなどで上記バンドの類型のバンドの曲を聴いてみたりもするが、同じ「わああああああああああ!!!」なら、やっぱり上手に人に「わああああああああああ!!!」という感情を伝えられた方がいい。
本当はある意味汚いほどの内なる感情をそれでも無理矢理人に流し込むなら、言葉にならないものを上手さで押さえ込まなきゃならない。暴れ馬を乗りこなすように。
書いてて、何か自分の制作方針が見えてきた気がする。
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