相撲が結構好きだ。
格闘技の中で間合いとか呼吸を「合わせる」のをこれほど重視されるものもないのではないだろうか。今から名誉賭けて戦う相手と呼吸を合わせなきゃならないんだから面白い。そういう一瞬一瞬のタイミングというか空気感が、相撲が好きな理由だ。
5月場所が終わった。琴欧州は急に今場所調子が良かったんでびっくりした。1敗した時はまた精神面かなー、と思ったけど最後は乗り越えはったみたいでよかったと思う。あとは日本人が…。人種はもう今更関係ない、と思いつつもやっぱり日本人がもっと頑張らないとなぁ…。大関陣も厳しいけどそろそろ若返りが必要じゃなかろうか。カド番で勝ち越し→次の場所負け越しor怪我で休場→またカド番→…の無限ループは正直見飽きたよ。
自分は豪栄道を応援する。頑張れー。
で、千秋楽、横綱決戦でまた「品格」が問われているみたいだ。
ソース→こちら
うーん…。朝青龍が横綱になってこのかた、「品格」「品格」と言われているけど、最近は品格という言葉が一人歩きしている気がせんでもない。
確かに重大な事件もあったし、朝青龍ならば自身も問題を起こしているので神経質にならざるを得ないのはわかるのだが、「品格」という言葉で責任を横綱一人に押しつけていないだろうか。
暴行事件でも横綱の問題でも、指導者の責任は大きく取り上げられてきた。その割に、成果は出ているだろうか。どちらの問題も発覚してもう何ヶ月にもなる。だが自分を含め一般のファンには何がどう改善しているのかわからないし、指導部も何をしているかよくわからない。なのに、取材を受けては「品格が足りない、指導が足りない」と言うばかり。
「品格」という言葉が悪しき免罪符になってはいないだろうか。
相撲離れが進むなか、自分は若いが相撲ファンだと思っている。こんな若造でも残念に思っているのだ。品格はみんなに問われている。横綱も、指導者も、報道陣も、ファンも。
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