繁華街や百貨店などを歩いていていつも思っているのが、「服売り過ぎちゃう?」ということである。特に女性もの。百貨店なんか、2階から6階まで世代毎にミセスとかヤングとか、とにかくたっくさんの服が所狭しと並べられていてクラクラしてしまうほどだ。
だが言い換えれば、そこで売られているもののほとんどが結局ゴミになってしまうんと違うの。まぁそれは服だけじゃなくスーパーとかでも感じているけれど…。でも決定的に違うのは、その大量に売られているものがすべて「服」というカテゴリーに含まれている事である。そう見ると圧倒的に同カテゴリーのものがめちゃくちゃにたくさん売られているのではないか。
この事を考える時、いつもデザイナーとして正しい思考なのか悩んでしまうが、とにかく自分が「ファッション」という分野がデザインとして好きではない理由ではある。現状のアパレル業界において、何をモチベーションにデザインをしているのか全く理解できない。
似たような、流行を気にした、「自分の個性」という訳の分からないものを前面に押し出した、よくわからないものを「ファッション」と称して売るという行為が分からないのである。そしてなぜか他業種よりも圧倒的な物量でそれが場に存在している事に嫌悪感すら抱いてしまう。
例えば、1つのブランドにおいて他に負けない絶対的な作りや質や、それこそ値段でも、そういう「売り」を持って作られているのならまだ理解できる。しかし実際はそうでもないようだ。
うーん、分からん。分からんし、自分でやろうとも思えない…。
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